特集レポート 初陣式 2018

とんぼの会にとって、武者姿で八幡様にお参りすることは特別な意味を持ちます。

前年の夏からこつこつと作ってきた甲冑ができあがったことを八幡様に報告し、感謝の気持ちをお伝えするのです。

特に新入会員にとって、自分が作った甲冑を身に着けて八幡様にお参りすることをひとつの目標として甲冑作りに取り組んできました(昨年度の手作り甲冑教室の様子は旧ブログにて)。

去る5月27日に行われた初陣式という、その特別な一日の様子をレポートします。

 

この日は天候に恵まれ、初陣式という晴れの日にうさわしいお天気となりました。

新入会員にとっては、自分が作った甲冑を身に着けて初めて鎌倉の街を歩く日でもあります。

「地元の皆さんに受け入れてもらえるだろうか?、喜んでもらえるだろうか?」

そんな期待と不安が入り混じった気持ちで、鎌倉の街へ一歩を踏み出すのです。

 

段葛にて勢揃い。

 

勢揃いをして、気分が盛り上がります。

今年初陣を迎えた新入会員は6名。

お祝いに駆けつけた先輩会員を含めて、総勢13名で意気揚々と八幡様に向かいます。

段葛を進みます。

 

八幡様にお参りをさせていただき、神職さんからご祈祷とお払いをしていただきました。

清々しい気持ちでご本殿を後にしました。

鶴岡八幡宮 大銀杏の前にて

 

再び、段葛を通って引き揚げです。

 

八幡様をお参りさせていただいたり、段葛を歩いてみたりして、「本物」が持つ迫力のようなものを感じました。

鎌倉時代からあるものに、この平成の時代に生きる私たちが実際に接することができるのは、その歴史的遺産を引き継いできた鎌倉の先人たちの努力の賜物だと思います。

また、八幡様に向かう途中で周りの方々が声を掛けて下さったり、手を振って下さったりするなど、暖かく接してくださいまして有難うございました。

こうした鎌倉という街で活動できることを幸せに思います。

これからも、鎌倉という地域社会から受けた「御恩」を忘れず、鎌倉の街のために「奉公」していきたいと思いました。

 

 

 

甲冑姿にて参拝の機会を与えてくださいました鶴岡八幡宮関係者の皆様、心よりお礼申し上げます。

(私たちの甲冑姿による参拝は、あらかじめ鶴岡八幡宮に届出と鎌倉警察署から道路使用許可をいただいた上で行っております。)